無痛分娩の出産レポ~出産当日~
2017/12/28
前置胎盤気味だったため、大量出血のリスクに備え、38週2日に促進剤を使い予定分娩を実施しました。
私は初産だったため、前日に入院し、子宮口にバルーンを入れて翌日朝から出産、という流れです。
以下、出産当日(入院2日目)の詳細です。
無痛分娩を検討している方の参考になればうれしいです(^^♪
起床~前処置色々
5:00
起床
前日は22時に消灯でしたが、バルーンを入れたからか微弱陣痛が続き、眠れませんでした。
でもこの時は、
子宮口が広がってるから痛いんだな、しめしめ(*´▽`*)
と思う余裕がまだありました。
(子宮口5センチ以上にならないと、麻酔は投与されません)
お手洗いをすませ、バルーンを出すため再び麻酔を開始します。
浣腸は、前日夜座薬を入れたためかありませんでした。
しかしこのバルーン、トイレにいくたびに抜けないかどうか不安でした(*_*;
7:00
麻酔の効きを確認したら、バルーン除去、導尿、剃毛、人口破水を分娩予備室で実施。
相変わらず緊張して足ガクガクですが、どうやら赤ちゃんがほとんど降りてきてないらしく、破水がなかなかできない(>_<)
しかも子宮口がたった2.5センチしか開いてないことが発覚。
ガーン( ̄▽ ̄;)
一晩中の痛みはなんだったのか…
破水できたかどうかよく分からないうちに処置は終了しました。
促進剤の投与開始
9:00
麻酔の影響で陣痛が無くなったので、 うとうと。
旦那が来てくれたのも気付かず。
12:00
生理痛のような痛みがあるものの、 まだまだ余裕で旦那さんと会話できます。
しかし、NSTを見ると段々陣痛が強くなっていっている模様。
担当の医師による内診実施。
が、まだまだ子宮口3センチ。
追加で人口破水を実施。
今度は成功し、これから陣痛強くなるよ~と言われる。ドキドキ( ゚Д゚)
13:00
段々陣痛が辛くなってくる。
1日目の生理痛くらいで、 深呼吸で何とかやり過ごす。
促進剤MAX、陣痛もMAX!
14:00
ついに促進剤の投与量はMAXに(+o+)
陣痛もNSTを見るとグラフが降りきれるくらいの強いものがきているものの、 子宮口は相変わらず3センチ。
内診の最中も陣痛は容赦なくやってきます(>_<)
看護師さんに教えてもらいながら、 旦那さんに腰をさすってもらいますが、痛みが軽減されたかどうかはよく分かりませんでした。
苦し気な様子を見兼ね、 看護師さんから一時的に麻酔をかける提案を受けました。
ただし、その場合陣痛が遠退く可能性があり、 今日中に産めるかどうか微妙とのこと。
(この産院では、 20時を過ぎた場合は促進剤がとめられ、 翌日へ持ち越しとなります。)
陣痛の合間に悩むものの、 なんとか今日中に産みたかったため耐える。
15:00
相変わらず陣痛MAX。
陣痛の感覚も狭まり、 もう、ふー、とかうう、とか うめくことしかできず。
16:00
段々痛みで朦朧としてくる。
(この辺りから記憶が曖昧です)
再び麻酔投与の話をされ、悩んだ末に僅かに投与することに。
子宮口は変わらず3センチで 心が折れそうになる。
16:30
一時的に麻酔が効いて、 変わらず痛みはあるものの少し楽になりました。
17:30
若干体力が回復するものの、 麻酔が切れて再び陣痛MAX。
痛みの変化
18:00
何だか段々痛い場所が下の方に異動してきているのを感じる。
肛門の辺りを押してもらうとマシなような気がしましたが、 あまり覚えていません( ̄▽ ̄;)
母親が来てくれたものの、 辛すぎて状況を話す気力もなく、 一旦帰ってもらう。
陣痛が来るたびかなりの力で押さないといけないため、 旦那も必死です。
18:30
この辺りで、なんだか段々いきみたくなってきました。
が、さっきまで3センチだったのに急にお産が進むはずがないよな、 と思いつつナースコールを押します。
内診してもらうと、 なんと子宮口7、8センチとのこと。
赤ちゃんもかなり下の方まで降りてきていて、 もう頭が見えているそうです❗
やったー\(^o^)/
てかそしたら 早く麻酔入れて~~~(>_<)
麻酔が効き始める15分くらいは痛みが続きおしりのあたりを押してもらう。
旦那は内診の時に席を外していたため、 頼んだのは初対面の看護師さんでしたがそんなのはどうでもよく、 力いっぱい押してくれと懇願しました。
麻酔投与、痛みからの解放
19:00
麻酔が効いて一気に楽になります。
看護師さんに もうすぐに産まれるわよ、 と言われ慌てて母親を呼び戻しました。
予備室に処置をしに来る看護師さん皆に、
今日産まれそうで良かったねぇ、
やっぱりすぐに麻酔入れないで赤ちゃんが降りてくるまで耐えたのが良かったのね!
と言わたため、 ナースステーションでも話題になっていたようです。
どうやら他にもお産の進みが遅い方がいたらしく、 その方はもう明日への持ち越しが決定しているようです。
いやー、 (ちょっとだけだけど)粘って良かった!( ̄▽ ̄;)
子宮口全開、分娩室へ
19:30
痛みから解放されて呆然としている間に、
あっという間に子宮口全開。
分娩室へベッドごと運ばれます。
足カバーの装着等準備が着々と進められ、 看護師さんといきむ練習をしていたら、 担当の医師登場。
今日産まれないかもと思いましたよ~、 と声をかけられました。
主治医、看護師か助産師3名(この辺記憶が曖昧)、 新生児室のスタッフの計5名体制のようです。
しかし痛くなくなったのは最後だけだったとは言え、 ここまで普通に会話ができる無痛分娩すごい、と思う。
いつの間にか服を着替えた旦那も登場。
なんだか本当に自分が出産するのが実感がわかなくて、 ドラマでも見てる気分でした。
助産師さんの掛け声に合わせ、 いきみスタート。
旦那がそれに合わせて枕を押してくれます。
自分のお腹を見るような姿勢で、 必死に腹筋あたりを意識して踏ん張りました(>_<)
助産師さんが、力をいれる場所に手を当てて教えてくれたり、声を洩らさない等アドバイスをしてお産を進めてくれます。
途中で酸素マスクをつけられ、お腹を上からガシガシ押されました。
ジャキン、とハサミが入れられる音がして、あ、今会陰を切開したのかなと思った記憶があります。
赤ちゃんの誕生
19:43
数回めのいきみと同時に「おぎゃーー」と泣き声が聞こえ、赤ちゃんがお腹の上に乗せられました!
いきなり目の前に赤ちゃんが現れ、思った以上の大きな泣き声にびっくりし、
「わぁ~!」と叫んでしまいました。
もっと胎脂がついていたり、紫色だったりするのかなと思ってましたが、思った以上に赤ちゃんぽくて可愛い(^^♪
あぁ、無事に産めて良かった…とほっとしたら涙が出てきました。
気付いたら旦那さんが労いの言葉をかけて頭を撫でてくれていて、
ようやくここで旦那さんの存在を思い出しました(;^ω^)
妊娠生活も前置胎盤や高血圧で大変だったため、生まれたときはもっと号泣するかと思ってましたが、陣痛の疲労がまだ残っていたため、じんわりと感動して終わりました(^^;
新生児のスタッフさんが処置を終えて、旦那に抱かせてくれていました。
その間も胎盤を出したり、切開した部分を切ったりと医師が黙々と処置を行っていきます。
あれだけ位置に悩まされた胎盤は、キュポッと音をたててあっさり出てきました。
麻酔が効いていたため痛くはなかったですが、処置自体に20分くらいかかったのではないでしょうか。
産後の処置と、産科への移動
20:30
分娩予備室に戻され、産褥ショーツ装着等の処置を受けます。
母親にも赤ちゃんをだっこしてほしくて、そのまま赤ちゃんが連れられてくるのを待っていたのですが、新生児室のスタッフいわく、赤ちゃんがちょっと過呼吸ぎみとのことでもうしばらくかかるとのこと。
先に私の産科への移動を実施。
22:30
希望していたのは本館の大部屋でしたが、もう夜も遅く赤ちゃんの対面等があるため、その日は2人部屋に搬入されました。
そして、漸く赤ちゃんがつれられてきました!
この時ばかりはテンション高く、まだ私は起き上がれないのですが写真撮影大会になりました。
ひとしきり母と旦那さんに堪能してもらい、赤ちゃんは新生児室へ、家族は家へ帰ってもらいました。
23:00
晩ご飯
こんな時間に食事できるんだ!(^^)!とウキウキ。
前日の夜以降食べてなかったのでペロリと完食しました!
まだ麻酔が効いていたため、気付いたら眠りに落ちていました。
こうして、怒濤の出産が終わり、初めての入院生活がスタートしました。
よく、産んだら痛みはふっとんだというコメントを見ますが、
全くふっとんでません。
できればもう体験したくない痛みでした。
何人も産んでいる人は本当にすごいです。
何だかんだ最後の1時間は無痛だったため、普通に出産した方に比べると痛みはマシだったとは思いますが。
長くなりましたが、出産当日のレポは以上です。
参考になれば幸いです(^^♪